林道車止めから約３時間で51点沢出会いに到着しました。余別川本流に比べて、細く小さな沢です。

　51点沢に入渓してそれほど歩かないうちに謎の鳥に遭遇。謎の鳥は小さな淵で何度も潜ってイワナを追っていました。

　水面に顔を出した時を狙ってシャッターを切ったのですが、デジカメ特有のタイムラグがあり、うまく撮影できません。

　右上に見えるのが謎の鳥です。体長はかなり大きく（80cm〜100cm）見えました。鵜に似ていたのですが、こんな北の地にいるのでしょうか？

　最初に出てくる小滝です。胸まで水に浸かりながら滝に取り付き、滝の左側をフリーで登りました。

　次に出てきたのは２段６ｍの滝です。私たちは１段目の滝を果敢に攻めて登りましたが、２段目の滝は難しく、左岸から巻きました。ここは左岸から２つとも巻くのがベストでしょう。時間も労力も要せず容易に高巻くことができます。

　何を撮ろうとしたのか・・・

　３ｍの小滝。左岸を直登しました。

　キノコが分かれば、私たちの沢旅もより深いものになるのでしょう。夕飯がキノコカレーだと聞いていたので、一品加えればリッチな気分を味わうことができるかななんて思いましたが、キノコが分からない私たちは写真撮影のみです。

　２ｍほどの小滝。登っているのは沼さん。

　２段15mの滝の次に出てくる約10ｍの滝。滝の右側を登りました。

　25ｍ大滝です。左岸の岩と草付きのミックスを高巻きました。

　写真では高巻き箇所の難しさがうまく表現できてません。

　１０ｍの滝。左岸の草付きを巻きました。藪の中にかすかに沼さんが見えます。

　当初の計画では右股を遡行してピークにて泊まり、翌日左股を降りる予定でしたが、二股に到着した時間が12時46分、そのまま突入すれば標準タイムで19時、下手したら…？ということで左股に変更しました。

　左股の２段４０ｍの大滝の遠景です。右岸の草付きを巻きました。

　大滝近景です。

　滝の左側を登りました。逆層っぽかったですが、難なく突破できました。

　源頭部からピークまでの藪こぎは約２時間でした。読図は完璧で、私たちが進もうと考えていた沢筋をたどりましたが、積丹の強烈な笹の藪こぎは12時間行動の疲れた体にはこたえました。

　今夏の沢は、アブが多い。へつっていたり、微妙な高巻きをしている時にやられます。私の左手は何匹のアブの攻撃を受けたのでしょうか？グローブのように晴れて、山行終了後の月曜日いっぱい使い物になりませんでした。

　25m大滝の懸垂下降です。滝の落ち口にボルト、ハーケンが乱打されていました。空中懸垂です。怖かった。