南日高/神威岳/元浦川ソエマツ沢南面直登沢~東面直登沢
ソエマツ林道入口
ソエマツ林道入口
u25D
2006/08/26 4:41:39

添松と書いてソエマツと呼びます。神威岳の登山口になっている神威山荘に延びている元浦川林道から分岐しています。林道ゲートは施錠されており、南京錠が掛かっていました。

土砂崩れ現場
u25D
2006/08/26 5:18:55

ゲートの800m先で土砂崩れが発生しているため、車両の通行は不可でした。ここから約1時間30分歩きました。

土砂崩れ現場
元浦川ソエマツ沢南面直登沢出会い
元浦川ソエマツ沢南面直登沢出会い
u25D
2006/08/26 7:57:58

林道歩きは想像以上に長く、1時間30分歩いて、ポンウラカワ橋に到着しました。山谷等机上の資料によるとその先で道路は崩壊しているとのことでしたが、出てきたのはソエマツ左股林道。林道歩きに疲れた私達は左股林道を下りて、奴振橋からソエマツ沢に入渓しました。林道を歩けば25分で林道終点、5分で直登沢出会いのところを1時間掛けて行きました。まったく幸先のよいスタートです。直登沢はうっそうと茂った樹木に覆われた日の当たらない沢です。

南面直登沢F1下段の斜瀑
u25D
2006/08/26 8:23:17

出会いから約30分で核心の滝と言われているF1に到着しました。水量は多いような気がしました。

南面直登沢F1下段の斜瀑
南面直登沢F1上段10m
南面直登沢F1上段10m
u25D
2006/08/26 8:29:24

山谷によればホールドスタンスに乏しいヌメヌメスベスベした右岸を登るらしい。ハーケン数枚を要し、すべて回収済みとのことなので、ハーケンの他にもキャメロット1式持参したが、とてもとてもいやらしく見えた(登る滝ではないような気がした。)ので、巻くこととした。1段目の滝の上から左岸の草付きミックスを5m登り、そのまま2段目の滝の上部へ斜上ぎみにトラバースした。こんなに労せずして安全かつ簡単に巻くことができるのに、時間を掛けて苦労して登るのでしょうか?趣味の世界ですね。

F1の巻き
u25D
2006/08/26 8:48:40

草付きを斜上ぎみにトラバースしています。先頭を行った智さん曰く「巻き道が付いていました。」巻き道が付くほど、メジャーな沢でないし、釣り人もこの上まで入るとは思えないので、付いていたとすれば獣道でしょう。

F1の巻き
南面直登沢F1上段10mその2
南面直登沢F1上段10mその2
u25D
2006/08/26 8:48:55

高巻き途中から撮影したF1上段の滝です。

F2(5m)の滝
u25D
2006/08/26 8:58:29

智さんが右側の滝の流水脇を登りましたが、あと2mというところで行き詰まったので、左岸の草付きを巻いて上からロープを投げました。

F2(5m)の滝
F2を登る智さん
F2を登る智さん
u25D
2006/08/26 8:59:51

毎週ジムに通う智さんは、ここ1~2年でかなりスリムになり、身のこなしが軽やかになりました。体力、根性ともになかなかのものです。F2も果敢に攻めましたが 、最後2mの所でギブが掛かりました。残念!

F2~conta540m二股間の小滝(3m)
u25D
2006/08/26 9:17:26

F2~conta540m二股間で遡行図に記載した小滝は2つ。この小滝(3m)は最初の滝です。特に問題ありません。

F2~conta540m二股間の小滝(3m)
conta540m~conta615m間の小滝(3m)
conta540m~conta615m間の小滝(3m)
u25D
2006/08/26 9:45:38

この滝の上は釜になっており、左岸を巻きました。次の滝を参照のこと。

釜の巻き
u25D
2006/08/26 9:47:00

こんな感じです。

釜の巻き
conta615m二股
conta615m二股
u25D
2006/08/26 9:53:56

先ほどの落口に釜を持った小滝からconta615m二股間はナメ滝っぽいのが断続的に続きます。直登沢は左股です。

F3(20m)手前
u25D
2006/08/26 9:57:43

右側から水が落ちているのが分かるでしょうか。20mの滝です。一応、ロープを出し、途中、ハーケンでランニングも取りました。

F3(20m)手前
F3上部から
F3上部から
u25D
2006/08/26 10:05:18

F3を登り、後続を上げます。

F3~F4間の小滝その1
u25D
2006/08/26 10:19:09

流木を使って登りましたが、ちょっと微妙でしょうか。智さんは滑り落ち、右岸草付きを巻きました。

F3~F4間の小滝その1
F4(8m)
F4(8m)
u25D
2006/08/26 10:27:44


F4~conta770m二股
u25D
2006/08/26 10:46:07

F4~conta770m二股は函地形になって、こんな感じの小滝が続きます。

F4~conta770m二股
conta770m二股
conta770m二股
u25D
2006/08/26 10:55:34

直登沢は右股です。

conta770m二股~F5間の小滝その1
u25D
2006/08/26 11:00:14


conta770m二股~F5間の小滝その1
conta770m二股~F5間の小滝その2
conta770m二股~F5間の小滝その2
u25D
2006/08/26 11:01:53


F5(20m)のナメ滝
u25D
2006/08/26 11:04:44

快適にサクサク登れました。

F5(20m)のナメ滝
F5(20m)のナメ滝その2
F5(20m)のナメ滝その2
u25D
2006/08/26 11:06:59


F5~conta1000m間の小滝
u25D
2006/08/26 11:10:35

F5~conta1000m間の小滝です。特に問題なく、高度を上げていきますが、山谷に記載されているとおり、conta1000m付近で水は唐突に枯れてしまいます。

F5~conta1000m間の小滝
藪漕ぎ開始
藪漕ぎ開始
u25D
2006/08/26 12:56:03

conta1000m付近で水はかれますが、沢型は結構上まで続きます。源頭の藪漕ぎは笹から始まり、ハイマツに変わります。2時間の藪漕ぎとの机上だったので、覚悟はしていましたが、なかなかの藪漕ぎでした。特にconta1400m~1500m付近のハイマツはヘビーでした。

ピーク手前の稜線
u25D
2006/08/26 15:33:22

ようやく稜線に上がってきた智さんです。

ピーク手前の稜線
稜線
稜線
u25D
2006/08/26 15:34:03

私が稜線に上がった時は一面真っ白でしたが、やがてガスが切れ始めました。

稜線上での幕営
u25D
2006/08/26 17:32:05

ピークには一張り分のスペースがありましたが、先宿者がいたので、我らは夏道上にマキシムを強引に張りました。マズマズでした。ピーク周辺にはホタルもどきのへんな虫はたくさん飛び交っていました。

稜線上での幕営
稜線上に幕営その2
稜線上に幕営その2
u25D
2006/08/26 17:34:29


南面直登沢の源頭
u25D
2006/08/26 17:50:41


南面直登沢の源頭
南面直登沢
南面直登沢
u25D
2006/08/26 17:50:49

正面に見える沢が南面直登沢で、尾根がconta1322mポコに延びる尾根です。

ソエマツ岳とピリカヌプリ
u25D
2006/08/26 17:52:05

ピリカがどの山なのかがちょっと分からない…。

ソエマツ岳とピリカヌプリ
出発の朝(ピークにて)
出発の朝(ピークにて)
u25D
2006/08/27 5:40:37

ソエマツとピリカをバックに

日高山脈北部
u25D
2006/08/27 5:41:04

ピークから日高山脈北部を望みました。

日高山脈北部
日高山脈南部
日高山脈南部
u25D
2006/08/27 5:41:24

南側の日高山脈、再びソエマツ岳です。

ハイマツの海
u25D
2006/08/27 5:44:02

東面直登沢を目指し、ハイマツの海を下りていきます。登りは苦労しても、下降は楽ちんです。先頭を歩く智さんが、左手に見える尾根は越えなくてよいのですか…との問いに真っ直ぐ下降との指示。計画当初から東面直登沢conta645m二股の左股沢を下降することを考えていた。よく見るとこの沢は東ではなく、南を向いている沢だった。

ハイマツの海
東面直登沢conta645m二股左股沢源頭部
東面直登沢conta645m二股左股沢源頭部
u25D
2006/08/27 5:49:04

草付き帯を下降します。

ラッペルその1
u25D
2006/08/27 7:11:47

1本目の滝は、ハーケンを支点に下降しました。地形は地形図記載のとおりガケガケしてきた上に、この滝の下にも滝が続くのが見えたので、見通し範囲内で最下部の滝まで偵察してから後続を降ろしました。

ラッペルその1
2本目の滝
2本目の滝
u25D
2006/08/27 7:29:08

2本目の滝は、右岸の草付き帯をクライムダウンしました。

2本目の滝の下降
u25D
2006/08/27 7:29:17

岩と草のミックスの壁を何とかクライムダウンすることができましたが、この滝の下に滝が続くのが見え、次第に自分たちが下りている沢が東面直登沢なのか疑問に思い始めました。山谷の該当頁コピーを持ってきていた智さんに確認してもらうと、「なお、650m二股を左に入っても、上部に現れる小滝は簡単に登れる。」とのことで、気を取り直して下降することとした。

2本目の滝の下降
3本目の滝のラッペル
3本目の滝のラッペル
u25D
2006/08/27 7:46:43

大岩に捨縄2本を巻いて支点にして下降。この滝の下には、ものすごい険谷になっており、見通し範囲内で3本の滝は続いているようだった。次の滝は30m以上の滝だったので、滝の途中のテラスでピッチを切る必要があった。途中のピッチでハーケンを打てるようなリスがあるのか、下りてみなければ分からないが、それよりも何よりも、この先下降できない場合に撤退できるかどうかが問題だった。下部周辺の地形を見るに、灌木が生えている草付き帯は下部岩稜帯の遙か上だった。取りあえず滝途中のテラスまで下りて状況確認してみることとする。なかなかよいリスがなく、ようやく打ったハーケンは強度テストしている時に抜けてしまった。この時、決心した。この沢は下る沢ではない。山谷で!☆とつけていたにせよ下降する沢ではない。尾根越えして東側の沢に逃げよう。conta950m~conta1100m間のガケマーク帯は避けて、conta640m二股を目指して藪漕ぎ突入。

藪漕ぎ途中から見えた雪渓
u25D
2006/08/27 8:54:22

尾根越えしている途中で見えた分厚い雪渓。ものすごく大きな分厚い雪渓が残っていた。今時期あの規模で残っているということは、万年雪になるのだろうか。それにしても、あのまま下降し続けることができたとして、この滝はどのように処理したただろうか。

藪漕ぎ途中から見えた雪渓
ソエマツ岳
ソエマツ岳
u25D
2006/08/27 9:19:26

藪の中から見えたソエマツ岳

conta680m二股
u25D
2006/08/27 10:23:27

conta645m二股左股沢のconta680m付近で合流する枝沢を下降した。この先は何も問題がなっかた。安全地帯に来て、ほっと一安心して一本取った。

conta680m二股
conta680m二股その2
conta680m二股その2
u25D
2006/08/27 10:26:50

右側の枝沢を下降してきました。右股も簡単そうですが、この上に分厚い雪渓が、そしてその先にはものすごい谷が現れるはず…。

ソエマツ岳
u25D
2006/08/27 10:44:00

conta680m二股から見えたソエマツ岳

ソエマツ岳
ソエマツ左股林道分岐
ソエマツ左股林道分岐
u25D
2006/08/27 13:44:51

行きはこの左股を進み、30分余計に行動してしまった。ソエマツ林道本線は右で、林道はこの先で崩壊している。

親父の糞?
u25D
2006/08/27 13:57:16

内容物は、ほとんどがコガネムシでした。

親父の糞?
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